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子ども向けテレビ番組=全ての子どもにいい、と思っていないだろうか。記者も知育のつもりで、わざわざ幼い娘をテレビの前に座らせたりし、特にぐずりがちな夕方の教育番組は救世主とばかりに活用してきた。
ところが米国小児科学会の発表によると、2歳未満の子どもにテレビなどの映像を見せることは利点がないどころか、子どもの発達の妨げになるという。
テレビや携帯など明るい画面上の動画は子どもの目を引きやすい。しかし、同学会によると映像は試聴する子どもが内容を理解して初めて意味をなすという。映像から学ぶ能力が未熟な2歳以下の脳にとって、映像の見すぎは言語能力の発達をかえって遅らせ、創造力の生育を阻害するとして小児科医らが警鐘を鳴らしている。
子どもの前で大人が見るテレビ番組も同様だという。また就寝前に映像を見ることは寝付きや睡眠リズムに影響し、ひいては日中の機嫌や行動にも影響を及ぼすそうだ。
多くの子ども向け番組が知育をうたっているが、その効果を支持するデータはない。しかし親などが話しかけることによる脳の発達は検証されている。テンプル大学心理学教授のハースパセック氏によると、言語能力は実際に人が言葉をかけるほど発達することが実証されているという。コミュニケーションに勝る知育はないということだ。
同学会は1999年にもテレビ鑑賞の悪影響を指摘し、小さな子どものテレビ視聴を禁止すべきという強い見解を示している。テレビに加えPC、携帯電話、車内モニターの映像など、子どもたちを取り巻く環境が更に悪化しているとして今回再び声明を出した。
とは言え、全ての映像を完全に遮断するのは難しいし、親にも息抜きの時間が必要だと思う。まずは各家庭の事情に合わせつつ、テレビの前に子ども放置するのを避ける、話しかけを頻繁に行うなどしてはいかがだろうか。
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オリジナル記事: パパママ必見! 2歳未満の子どもにはテレビを見せてはいけないらしい
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