日本のテレビ番組に違和感を覚える外国人が多いといわれている。どのチャンネルをどの時間帯に見ても、とにかくタレントや芸人ばかりが出ているからである。
どの番組もタレントや芸人だらけ。ニュースにも、スポーツ番組にも、ワイドショーにも、教養番組にも、料理番組にも、何から何までタレントづくし。特にお笑い芸人の活躍の場は多く、夜の番組には必ずといっていいほど芸人が番組に出ている。
それを日本の文化だということも可能だ。まさにそういう流れは日本独特なものかもしれないし、そもそも、それで番組が成り立っているのだから、商売としてはテレビ局も芸能プロダクションも成功しているといえるだろう。
今回、この記事でいいたいことは「芸人叩き」や「テレビ局叩き」ではない。成功している「タレント&芸人番組だらけの日本のテレビ業界」をもうワンランク上にアップさせるには、「その芸人に対して前情報がない人でも楽しめる番組作り」が必要なのである。そういいたいのである。
そう、問題なのは「その芸人を知らないと死ぬほどツマラナイ」という点なのだ。もちろん、キャラを視聴者に覚えてもらって成り立つタレントや芸人がいてもいい。でもそういうタレントや芸人ばかりになると、そのキャラを知らないとまったく笑えない番組ばかりになり、いままさにそうなっている。
3年間ほど海外を放浪していた日本人男性Sさん(31歳)が、日本に帰国して最初に感じた違和が「日本のテレビ番組」だという。「以前はバカ笑いしてあれほどオモシロかったバラエティー番組なのに、帰国したらテレビに出ている芸人さんがまったく知らない顔ぶれで、まったく笑えなかったんですよ。このひとたち何を仲間内でワイワイやってるんだ? って感じちゃったんです」(Sさん談)。
日本に住んでいれば自然に芸人もタレントも覚えていくかもしれないが、はたしてそんな番組作りでいいのだろうか? さらにSさんは「他国のコメディアンと比べて日本は芸人のレベルが高いと思うんです。日本のお笑い芸人は、何も小道具を使わなくても言葉だけで人を笑わす才能があると思うんですよ。だから前情報がない視聴者でも楽しめるトークやネタができるはずなんですよね」とも語っていた。
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オリジナル記事: 【日本の文化】芸人だらけのテレビ番組でもいい / 問題なのは「その芸人を知らないと死ぬほどツマラナイ」という点
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